パーソナルスタイリストがいたらいいな

ファッションという個性

人が社会において生活をする上で、ファッションと無縁でいることは不可能です。
無人島で、たった一人で生活するのであれば、誰の目も気にすることなく、髪も髭も伸ばしたままで、極端に言えば一糸まとわぬ生まれたままの姿で暮らすことも考えられますが、通常の現代社会において、特定の人間関係の中で、また、不特定の他人と接する日常の中では、誰かの目に留まった瞬間に、その人の身にまとうもの、髪型、容姿、立ち居振る舞いまでもがファッションとなるのです。
そして、ファッションは、あなたとあなた以外の人とを客観的に区別する境界となります。
学生生活や、制服の決められている職場でさえも、その社会において許される範囲で、人々は個性を発揮します。
自分の心のうちを、ファッションという形式を使って外界に示すことで、他の人と自分との間に明確な違いを見いだします。
ファッションは、アイデンティティの確立に大きく寄与することになります。
制服などが決まっていないシチュエーションにおいては、なおのこと、ファッションの幅は無限の広がりを見せます。
いわゆるファッション誌やテレビなどのマスメディアや、ツイッターやブログなどのネット環境から、様々な情報を取り入れ、先端の流行を追い続けるイノベーターのようなファッション性の方も多くいます。
そのような方たちは、概して、個性的なファッションとみなされます。確かにこのような方も自分のファッションを持っていると言えます。
一方で、「ファッションには、気を使っていない。」とおっしゃる方も大勢います。そのような方は、ファッション性が全くないのでしょうか。
そうではありません。
「気を使わない。」という考え方そのものが、すでにその人の個性であり、自分以外を他の人と異なるものと位置づける、立派なファッションです。
人からの見た目が全てだということではありません。
自分の考え方、嗜好性を外界に示すための、有効なツールとしてファッションをとらえ、最大限に活用することが現代社会の生活に重要です。